子宮筋腫の切らない治療法【UAE(子宮動脈塞栓術)】

UAE(子宮動脈塞栓術)は、1995年にフランスの産婦人科医Ravina博士が子宮筋腫に対する非手術的最新治療法として発表以来、世界各国において実に多くの方がUAE治療を受けています。

UAEとは、筋腫に養分や酸素を送る子宮動脈の血流を詰まらせて、筋腫を小さくする治療法です。
動脈塞栓術自体は、血管カテーテルを用いて子宮動脈を塞栓することで子宮からの出血を止める方法ですが、この治療自体は、自然分娩後・帝王切開後・子宮外妊娠・手術後などの止血や、子宮の血管奇形(AVM)の治療のために1970年代から行われてきました。

UAE(子宮動脈塞栓術)用のカテーテルは直径約1.3mm、長さ60cmの細長いチューブを使います。これを右足の付け根から挿入して、X線で確認しながら子宮筋腫へ血液を送っている子宮動脈まで進めます。カテーテルの中に、0.5~1ミリ程度に細かく切り刻んだ医療用ゼラチンスポンジを流すことで子宮筋腫は栄養を絶たれることとなり、次第に萎みはじめます。

この手術に要する時間は30分から1時間程度で、UAEの終了後は3時間くらい安静にすれば、その後は歩行も食事もできるようになります。しかし手術直後は一時的に子宮への血流が途絶えるため12時間ぐらい強い痛みがありますが、この痛みを上手にコントロールすると、翌日には自宅へ帰れる方が大半で、1週間後には通常の生活ができるようになります。
また一切切開することはないので、UAE後に体に残るのは右足付け根の注射痕のみとなります。

UAEの治療後は、子宮筋腫の大きさは3ヶ月で約50%、1年後には約30%に縮小し、症状(過多月経、月経痛、貧血など)も大変軽くなります。
アメリカにおいては、約2/3が日帰りで行われているそうで、それだけ安全な治療方法だということがいえます。



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